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ルーターおわたし会 - イベントレポート -

先日、ZUNDA CONNECT ROUTER の おわたし会 を開催しました。
ベータテスト用の実機をお渡ししつつ、開発者とユーザーの皆さまとの交流を目的とした、小さなミートアップです。
数百名の方々からベータテストのお申し込みをいただきましたが、今回は台数の都合上、ベータテストに当選された一部の方々をご招待させていただきました。
今回お渡ししたのは、クラウド管理型の ZUNDA CONNECT ROUTER と、開発・研究用途向けの ZUNDA DEV ROUTER です。

当日の様子と雰囲気

今回は秋葉原UDXの会場をお借りしました。スタッフの皆様!ご対応ありがとうございました。
どこかあの即売会のような雰囲気ですね。
ご来場くださったテスターの方々にわたしたちZUNDAから展望や説明など、お話をさせていただきました。
代表の澤田から、あらためて ZUNDAがなぜルーターを作るのか について。
開発責任者の Kaoru からは、開発手法や近況、そして今後の展望について。
Nick氏によるDEV ROUTER の説明。一般家庭から大学の研究室まで、幅広い用途で関心を寄せていただいています。
実機を手に取り、皆さんホクホクの笑顔で受け取ってくださいました。
メモリや SFP+ モジュールの即売会も実施。価格が高騰している中、相場よりもお手頃な価格でご提供しました。

今できていることと、これから

ZUNDA CONNECT ROUTER は現在も開発中です。
ここでは、現時点でできていることこれから実装予定のもの の一部を簡単にご紹介します。
※ 開発中のため、画面や機能が予告なく変更する場合がございます。

ダッシュボード

複数のルーターの状態を一目で直感的に把握できるUIです。
実際に、複数のエンジニア宅や ZUNDA の拠点にルーターを設置し、それぞれ異なる環境でテストを行っています。

コンフィグ

現状のベータ版では、JSONで設定を投入する必要がありますが、今後、GUIによるコンフィグや最小限の設定でルーターが使えるようになる「かんたん設定」の実装を予定しています。
すでにJSONで投入した設定内容はGUI上で確認可能です。

ログとアラート

ZUNDA CONNECT ROUTER には 4G 回線が搭載されているため、拠点側に Syslog や SNMP コレクタを設置することなく、ログやアラートを収集・通知できます。
Slack やメールでの通知にも対応しています。
管理画面へのログインは ZUNDA ID を利用し、管理者のみがクラウド上の ZUNDA CONNECT から設定変更を行える仕組みです。監査ログには「誰が・何を・いつ・どのように操作したか」が記録されます。
また、予期せぬインターネット回線のダウンが発生した場合でも、4G回線経由でクラウドでログを確認したり、再起動を行うことが可能です。
※ ZUNDA ID については、こちらの記事をご覧ください

拠点間 Mesh VPN 機能

WireGuard をベースにした拠点間VPN機能を、現在ベータ版として提供しています。鍵の交換はインターネット回線ではなく、4G回線を介して安全に行われる設計です。今後の開発で正式版としてリリースできるよう改善を進めていきます。

各種インターネット回線への対応

現在は DHCP, PPPoE, IPoE (DS-Lite, IPIP6) に対応しており、これ以外の回線への追加対応、設定の簡素化、VNE 各社とのテストを順次進めております。
フィードバックをいただきながら、国内の VNE(Virtual Network Enabler)に幅広く対応していく予定です。

ベータテストについて

おわたし会からまだ数日ですが、すでにテスターの皆さまから多くのフィードバックをいただいています。
ZUNDA では、
  • ZUNDA Kaigi(Discord):コミュニケーション・フィードバックの場
  • ZUNDA Wiki(Wiki.js):ナレッジ共有の場
として運用しています。
ベータテスターでない方も、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
ZUNDA Wiki は ZUNDA Kaigi(Discord)と認証連携しており、まずは ZUNDA Kaigi に参加いただくことで Wiki にログインできます。
※ Wiki は現在、絶賛工事中です。

最後に

プロダクトとして形になり始めたことで、多くの課題が見えてきた一方、たくさんの激励やご支援をいただいています。
なにより、テスターの皆さまと直接お会いできたことで、開発陣のモチベーションも大きく高まりました。
ここからさらに開発速度を上げていきます!
今後とも、ZUNDA をよろしくお願いいたします。