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ZUNDA株式会社

Keeper のアップデートを振り返ろう-2026年7月以降

Keeper アップデートまとめ|Webボルト・拡張機能・モバイル・管理コンソールの新機能を紹介

2026年7月以降も、Keeper には多くのアップデートがありました。ハードウェアセキュリティキーによるパスキーログインや、共有の有効期限設定など、セキュリティと使い勝手を高める機能が続々とリリースされています。
本記事では、2026年7月以降の主なアップデートを製品ごとにまとめてご紹介します。上半期のアップデートについては、以下の記事をご覧ください。
※Keeper 公式のリリースノートは、削除や他バージョンへの統合が行われることがあるため、本記事のバージョン表記と公式サイトの記載が一致しない場合があります。

記事のサマリ情報

Webボルト・デスクトップアプリ(v18.6.0〜v18.6.2)

  1. パスキーログインがハードウェアセキュリティキーに対応(v18.6.0)
  2. ファイルアップロードの上限が200MBに拡大(v18.6.2)
  3. レコードの共有に有効期限を設定可能に(リリースノート未記載)
  4. 共有フォルダの階層化(今後リリース予定)

ブラウザ拡張機能(v18.2.0 プレビュー)

  1. ドメイン単位で Keeper を一時停止できる「Keeperを非表示」機能(今後リリース予定)
  2. Keeper AI によるフィッシング対策(今後リリース予定)
  3. 自動入力プロンプトの刷新(今後リリース予定)
  4. 複数の認証情報の表示順をカスタマイズ可能に(今後リリース予定)

モバイル Android / iOS(v18.1.0)

  1. セッション管理画面を追加(v18.1.0)
  2. 自動入力ウィンドウからアカウント切り替えが可能に(v18.1.0)

管理コンソール(v17.10.2〜v17.10.4)

  1. ARAM(アラート) のイベントタイプを追加(v17.10.2)
  2. セキュリティ監査で MFA 方式の詳細を表示(v17.10.4)
  3. 強制ポリシー「レコード作成時のメールアドレスとユーザー名」に設定項目を追加(リリースノート未記載)
  4. ログアウトタイマーの対象に「管理コンソール」を追加(リリースノート未記載)
以下、詳細をご確認ください。

Webボルト・デスクトップアプリのアップデート

1. パスキーログインがハードウェアセキュリティキーに対応(v18.6.0)

パスキーログインで、ハードウェアセキュリティキー(FIDO2 ローミング認証器)が利用できるようになりました。YubiKey などの物理キーを使って、フィッシングに強い方法で Keeper にログインできます。

2. ファイルアップロードの上限が200MBに拡大(v18.6.2)

レコードに添付できるファイルのアップロード上限が200MB(1回あたり)に拡大されました。容量の大きなファイルもレコードと一緒に保管でき、関連する情報をまとめて管理しやすくなります。

3. レコードの共有に有効期限を設定可能に(リリースノート未記載)

リリースノートには記載がありませんが、弊社にて10月8日頃に確認した変更点です。レコードの共有に有効期限を設定できるようになっています。一時的にアクセス権を渡したい場面で、共有の解除し忘れを防げます。

4. 共有フォルダの階層化(今後リリース予定)

10月末にリリース予定の機能です。
  • 共有フォルダの中に、最大5階層まで共有フォルダを作成できるようになります。
  • 階層ごとに個別の権限を設定でき、ロールベースでアクセスを制御できます。
  • 従来型の共有フォルダも引き続き選択でき、既存フォルダを階層型へ移行する機能も提供される予定です。
部署やプロジェクトなど、組織の構造に合わせてフォルダを整理しながら、共有範囲を管理しやすくなります。

ブラウザ拡張機能のアップデート

以下は、v18.2.0 のプレビュー版で公開されている、今後リリース予定の機能です。

1. 「Keeperを非表示」機能を追加(今後リリース予定)

ドメイン単位で Keeper を一時停止できる「Keeperを非表示」機能が実装される予定です。
Keeper の自動入力が不要なサイトなどで、不要な表示を抑えられるようになります。いままでは、管理者が管理コンソール上で不要なサイトを非表示にする設定が必要でしたが、ユーザーごとに設定できるようになりました。

2. Keeper AI によるフィッシング対策(今後リリース予定)

不審なウェブサイトを検知すると、そのサイトが認証情報を盗み取ろうとしている可能性があることを Keeper が通知してくれるようになります。
正規サイトを装った偽サイトに気づくきっかけとなり、認証情報を誤って入力してしまうリスクを低減できます。

3. 自動入力プロンプトの刷新(今後リリース予定)

自動入力の際に、入力欄の直下に Keeper の画面が表示されるようになります。なお、新しいUIはオプトイン方式で、初期設定では従来のUIが使用されます。

4. 複数の認証情報の表示順をカスタマイズ可能に(今後リリース予定)

同じサイトに複数の認証情報がある場合に、「お気に入り」「最近使用したもの」「アルファベット順」で表示順を並べ替えられるようになります。
同じサービスで複数のアカウントを使い分けている場合も、利用したい認証情報を探しやすくなります。

モバイル(Android / iOS)のアップデート

1. 新しいセッション管理画面を追加(v18.1.0)

該当のアカウントに接続中の(ログインを実施した)端末を確認・管理できる、新しいセッション管理画面が追加されました。
利用中の端末やセッションを把握しやすくなり、不要なログイン状態や身に覚えのないセッションの確認にも役立ちます。

2. 自動入力ウィンドウからアカウント切り替えが可能に(v18.1.0)

認証情報の自動入力画面から、Keeper のアカウントを直接切り替えられるようになりました。個人用と業務用など、複数の Keeper アカウントを利用している場合でも、一度ログアウトすることなく、必要な認証情報を選択して自動入力できます。

管理コンソールのアップデート

1. ARAM のイベントタイプを追加(v17.10.2)

ARAM(高度なレポートとアラート)に、以下のイベントタイプが追加されました。
  • パスワード表示
  • フォルダ移動
  • フォルダ更新
  • レコード移動
また、Webボルトのリリースノート(v18.5.0)には、以下の ARAM イベントの追加も記載されています。
  • マスクされたフィールドを表示
  • 伏字フィールドをクリップボードにコピー
ユーザーによる操作をより詳細に追跡できるようになり、監査やインシデント発生時の調査に役立ちます。

2. セキュリティ監査で MFA 方式の詳細を表示(v17.10.4)

セキュリティ監査の画面で、各ユーザーの MFA 方式の詳細が表示されるようになりました。ユーザーごとの認証方式を把握できるため、組織全体のMFAの利用状況を確認し、認証ポリシーを見直す際の判断材料として活用できます。

3. 強制ポリシー「レコード作成時のメールアドレスとユーザー名」に設定項目を追加(リリースノート未記載)

リリースノートには記載がありませんが、ZUNDA弊社にて9月末時点で確認した変更点です。「アカウント設定」>「レコード作成時のメールアドレスとユーザー名」に、以下の設定項目が追加されています。
  • 個人用ボルト
  • 業務用ボルト
個人用ボルトへの業務用メールアドレスの保存や、業務用ボルトへの未登録メールアドレスの保存を制御でき、個人用と業務用の認証情報の混在を防ぎやすくなります。
個人用ボルトとは、Keeper Personal、Keeper Family、エンタープライズアカウントに付帯する無料のファミリープランなど、個人向けアカウント全般を指します。この設定を有効にすると、ユーザーが個人用ボルトに勤務先のメールアドレス(Keeper 法人版で利用しているもの)を使ってレコードを保存しようとした際に、警告を表示するか、保存をブロックできます。
業務用ボルトとは、Keeper Enterprise プランで管理されているボルトを指します。この設定では、未登録のメールアドレス(個人の Gmail や Yahoo! メールなど、Keeper 法人版に登録されていないアドレス)でレコードを保存しようとした際に、警告を表示するか、保存をブロックできます。

4. ログアウトタイマーの対象に「管理コンソール」を追加(v 17.8.3)

ログアウトタイマーの設定で、対象クライアントに「管理コンソール」が追加されました。
管理者が離席した際などに、管理コンソールがログイン状態のまま放置されるリスクを軽減できます。

セキュリティ強化のアップデート

Keeper のアップデートは、便利な新機能の追加だけではありません。目に見えにくい部分でも、セキュリティ対策の強化が製品全体で継続的に実施されています。

量子耐性暗号への対応

量子耐性暗号は、通信を今のうちに記録しておき、将来の量子コンピュータで解読する「今すぐ傍受して、後で解読する」攻撃への備えです。従来の暗号と量子耐性アルゴリズムを組み合わせたハイブリッド方式で、認証と通信を保護します。
量子耐性暗号は2月のブラウザ拡張機能から導入が始まり、iOS(3月)、管理コンソール(4月)、Android(5月)、Webボルト(7月)へと順に広がりました。インポートツールでも導入が進められています。日常的に使うボルトやモバイルアプリだけでなく、管理者向けの画面や他サービスからのデータ移行に使うツールでも、同じ方式で通信が守られるようになっています。
現時点での脅威だけでなく、将来の暗号技術の変化を見据えたセキュリティ対策が進められています。

むすびに

以上、2026年7月以降の Keeper の主なアップデート情報でした。
Keeper は、新たな脅威への先回りした対策と、発見された脆弱性の修正を、各製品のリリースごとに着実に積み重ねています。10月末には共有フォルダの階層化も予定されていますので、引き続き最新情報をご確認ください。

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